2011年9月13日

ガーダシルが子宮頸がん予防ワクチンとして公費助成の
対象になりました

 子宮頸がん予防ワクチンとしては、これまでグラクソ・スミスクライン社製造の
サーバリックスのみが公費助成の対象ワクチンでしたが、9月15日からMSD社製造の
ガーダシルも対象ワクチンとして承認されることになりました。 サーバリックスとの
一番大きな違いは、子宮頸がんの前がん病変に関与するヒトパピローマウイルス(HPV)16型
、18型のみでなく、尖圭コンジローマ(性病の一種)を発症すると言われている6型、11型の
HPVに対しても一定の予防効果があるという点です。 
 サーバリックスもガーダシルも全世界で広く使用されているワクチンです。 どちらの
ワクチンが良いかという点に関しては、それぞれの会社が自社のワクチンの優れている点
をアピールするためはっきり言ってわかりませんが、子宮頸がんの予防に関しては、いずれ
のワクチンも大差はないと考えられます。 当院では、当面のあいだ、どちらのワクチンも
対応できる体制を取りますので、予約の際にいずれかのワクチンをご指定下さい。